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5年生総合 町をPRする冊子を作ろうその名も「こどもめせん」~日本一のワイナリー~

 大自然に恵まれた中富良野町では、農家での野菜収穫やラベンダー畑を見下ろす熱気球搭乗、スノーシューでの里山散歩、町内の事業者さんと石窯ピザ作りやビール仕込みなど、様々な体験ができます。
そして、それらの体験プランが掲載されたカタログギフト
「ここのこと。」がこちら

https://www.coconokoto.com/catalogs/2/

この度5年生の総合の授業では、6つの体験に挑戦し
その様子を “こどもめせん” でまとめた冊子を
自分たちの力で制作することになりました。

10月のある日、子どもたちが取材に向かったのは
①「ドメーヌレゾン」:ブドウ収穫とブドウほぐし体験、ワイナリーやブドウ畑見学
②「メディスンレザー」:レザークラフト体験、仕事場見学
③ 「安藤山林緑化」:トラクター試乗、苗の植え付け体験
④ 「九栗農園」:豆の収穫と大豆の料理体験
⑤ 「北星山」:ラベンダーの植え替えと摘み取り体験
⑥ 「西原さんとジャムセッション」:楽器演奏体験

今回はその中から、ドメーヌレゾンでの様子をご紹介します。

ワイナリーに到着し挨拶をすませたら、まずは1人ずつ自己紹介。
さっそく隣のブドウ畑で摘み取り体験にとりかかります。

特別に味見をしてもいいとのお許しが出たので
摘み取りながら「うわ~甘い!」「おいしい!」とみんな大忙し。

ぶどうをコンテナに入れるときは、実がつぶれないように気をつけます。
そして、収穫したブドウを作業場に運んだら

①    重さを量る
②    傷んでいる実やゴミなどを取り除いてきれいなブドウを選別する
③    房から実をはずす
④    ブドウの実を手で潰す(ふだんは機械を使いますが、昔はこうやって手や足で潰していたのだそうです)

ブドウがどんどん紫のジュースになっていく様子を見ながら
ここでも特別に一口、ぶどう果汁を味見させていただきました。
プチプチとつぶす感触を楽しんで完成したのがこちら

今日のワイン作り体験はここまで…
材料を工場まで運んだら、後はスタッフさんたちにお任せです。

工場見学の後は、ドメーヌレゾンのワインの特徴や製造工程などについて説明をうけました。
ここのワイナリーの畑ではヤギを飼育していて、「ヤギが草を食べる→その排泄物を堆肥にして土に戻す→その土で育ったブドウをワインの原料にする」という自然の力を活かしたサスティナブルなワインの作り方をしていることを学んだり、
一番人気の「オレンジワイン」は毎年販売して3ヶ月で売り切れてしまうので幻のワインと呼ばれているという情報に驚いたり、
一生懸命メモをとりながらワインを作る工程について熱心に質問をする姿も見られました。
 
 実はドメーヌレゾンのワインは、ジャパンワインチャレンジやサクラアワードなどのコンテストで今まで数々の賞を受賞しているのですが
なんと今年は、日本ワインコンクール2024で「中富良野ソーヴィニヨンブラン2023」が最上位のグラントゴールド賞を受賞して日本一に輝きました!
日本でワインというと長野県や山梨県が有名ですが、北海道のワイナリーが受賞したなんて本当にすごいですね。
思いがけず自分たちの住む町で “日本一“ を見つけて興奮気味の子どもたちなのでした。

最後は、かわいいやぎたちに餌やり

西中地区にある40ヘクタールのブドウ畑も見学させていただき

盛りだくさんの体験は終了しました。
成人式には、今回仕込んだワインで乾杯できるといいね!

こうして「なかふっ子」は、地元の事業者さんたちの協力を得ながら
中富良野について様々なことを学んでいくのでした。